皆さんは1999年に刊行された「私が見た未来」という漫画をご存じでしょうか?
東日本大震災以降にネット上で話題になり、現在も某テレビ番組やネット、週刊誌でもたびたび取り上げられて知っている方も多いかと思います。
作者のたつき諒氏は予知夢を見れる体質だったらしく、夢の内容を漫画にしたそうです。
この作品が一躍有名になったのは表紙に描かれた
「大災害は2011年3月」
の部分です。
東日本大震災の12年前に発行された漫画の表紙に、震災と思われる内容をすでに予言されていました。
一時期、中古市場では10万円以上の超高額のプレミア価格で取引されていましたが、2021年10月に『私が見た未来 完全版』として復刊されたことから中古市場での価格は下がってきているようです。
今回は漫画「私が見た未来」の内容というよりも、作者たつき諒氏のこれまで的中した予知夢とこれから起こるかもしれない予知夢の内容についてまとめてみました。
目次
1.作者について
ペンネーム:たつき諒(竜樹諒)
1954年12月2日生まれ。神奈川県横浜市出身。
性別:女性
1975年に漫画家デビューし、2000年に引退。
もともと予知夢を見ていたが1980年ごろから大災害等の予知夢を見るようになる。
たつき諒氏は霊感はないものの、予知夢というべき後日起きる出来事を夢の中で見るようになり、夢にまつわる不思議な体験をするようになってからは、夢の内容が漫画のネタに使えるかもしれないと思い、枕元にメモ帳などを置くようになり夢日記をつけるようになったそうです。
たつき諒先生の偽物(なりすまし)騒動も話題となり、2021年10月に発売された「『私が見た未来 完全版』が大ヒット。
2.過去に的中した予知夢
フレディ・マーキュリーさんの死
QUEENのボーカルのフレディ・マーキュリーさんに関する夢は2回見たそうです。
・1回目の夢
1976年11月24日に見た夢は「QUEENのボーカルのフレディさんが、流行り病で亡くなった」と言うテレビニュースをフレディファンの友人と一緒に見ている予知夢を見る。
⇒1991年11月24日フレディ・マーキュリーの死去。(夢を見た日から15年後)
・2回目の夢
1986年11月28日に見た夢では、フレディさんが亡くなりその人生が映画化される予知夢を見る。
⇒1991年11日24日にフレディ・マーキュリーさん死去。2018年11月に映画「ボヘミアン・ラプソディー」が日本で公開される。
尾崎豊さんの死
1982年4月25日、日本のロックシンガーが若くして亡くなる予知夢を見る。
⇒1983年、尾崎豊さんデビュー。1992年4月25日に26歳で死去。(夢を見た日から10年後)
ダイアナ妃の死
1992年8月31日「ダイアナ?んだ」の文字イメージの予知夢を見る。1994年に雑誌に掲載。
⇒1997年8月31日にダイアナ妃死去。 (夢を見た日から5年後)
阪神淡路大震災
1995年1月2日「15日後か15年後に神戸にひび割れた大地」の映像+文字の予知夢を見る。
⇒予知夢から15日後の1995年1月17に阪神淡路大震災(M7.3)が発生する。(夢を見た日から15日後)
東日本大震災
1996年3月11日「大災害は2011年3月東日本のどこか」の文字イメージ及び、自分の顔を怪我するイメージの夢を見る。
⇒予知夢から15年後の2011年3月11日に東日本大震災(M9.0)が発生する。(予知夢から15年後)
震災の際には実際に作者自身も顔を怪我しており、漫画の表紙の女性が顔を隠しているのはこれを示唆しているそうです。
また、作者曰く夢で見たのは「大災害は2011年3月東日本のどこか」の文字イメージ及び、自分の顔を怪我するイメージの夢で漫画にしようがないため、本編には描かずに表紙にのみ描いたそうです。
3.まだ起こっていない予知夢
富士山の噴火
1991年8月20日に見た夢
絵ハガキみたいなきれいな富士山
すごい急いで雲がぐるぐる廻りながら吹きだした
雲がぶあ~っと吹きだしてきたと思ったら
富士山が噴火した
ものすごい音
富士山の噴火は漫画「私が見た未来」の表紙にも描かれていて、現実にはまだ起こっていません。
作者曰く、自然災害の夢は「+15」の法則があり、現実に起こるまでには15日後、15年後、30年後、45年後・・・150年後が最長となっているそうです。
夢を見た日が1991年8月20日であり、15年後の2006年は富士山は噴火していません。
従って最短で2021年8月20日に富士山の噴火が現実に起こるかもしれません。
「+15の法則」および「8月20日噴火説」は、作者・たつき諒先生になりすました偽物が広げたものでした。
本物の作者・たつき諒先生の富士山噴火の予知夢に関する解釈は下記事に記載しています。
神奈川県に津波
1981年6月~8月に作者が住む神奈川県に大津波がくる夢を何度か見たそうです。
これは漫画「私が見た未来」本編でも描かれていて、そこには津波に飲まれた街の描写が描かれています。
この夢に関して、東日本大震災のことでは?という指摘に対して作者は明確に否定しています。
このため、ネット上では南海トラフ地震または関東大震災ではないかと噂されています。
この夢が現実に起こるとしたら「+15」の法則から、最短で2026年に起こるかもしれません。(1981年→1996年→2011年→2026年)
こちらの「+15の法則」も作者の偽物が広げた解釈のため、2021年10月発売の「私が見た未来 完全版」の中で本物の作者の見解が書かれていると思いますので、そちらを楽しみにしておきましょう。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
このような予言・予知夢などは科学的には証明されていないため、夢の内容が今後実際に起こるかどうかはわかりません。
しかし、漫画の表紙に描かれている東日本大震災なんかはピンポイントすぎて偶然的中したでは片づけられない気がします。
これらの予知夢の内容はAmazonプライムの「山口敏太郎のパラノーマル事件簿X(4)」にて特集されています。
興味ある方はぜひ見てみてください。
また、2021年3月には富士山噴火のハザードマップが17年ぶりに改訂されていて、従来よりも溶岩流が到達する範囲が広げられており、それだけ発生するリスクが高いものと考えられています。
科学的にも南海トラフや富士山噴火は近い将来に起こるリスクが高いとされているため、いつ起きても大丈夫なように防災の準備はしっかりしておきたいですね。
最後に、超高額プレミアとなっていた漫画「私が見た未来」ですが、今現在は『私が見た未来 完全版』として復刊されたことから、お手軽に購入することが可能です。
是非、興味がある方は読んでみてください。
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